喫煙
たばこを吸っている方、最近はだんだん減ってきましたね。路上喫煙禁止条例も多くの都市で適用されてきました。喫煙の健康や美容、経済的影響について見ていきましょう。 厚生労働省の調べでは平成18年度の時点で、日本人成人男性の喫煙率は約40%、女性では約10%となっています。実に四人に一人が喫煙者です。その数は年々減少の傾向にありますが、たばこはなぜ規制され、健康に悪いとされているのでしょうか。 たばこにはニコチンが含まれ、これには明らかな依存性があることが確認されています。喫煙者はよく「たばこを吸うと落ちつく」「たばこを吸うことでリラックスできる」という表現をしますが、これは言葉の通りではありません。 ニコチンは神経系、脳内報酬系に作用し、一時的に快感を与え覚醒させる作用があります。このような作用は覚せい剤などの薬物と似通った作用です。そしてニコチンを接種し続けると、たばこが吸えないときにいらいらしたり、落ち着きをなくしたり、ストレスを感じたりします。これがニコチン離脱症状。ニコチンが不足したことで神経伝達が低下している状態です。つまりたばこを吸えないことが原因で、精神的な落ち着きをなくした状態なのですが、喫煙者はその状態でたばこを吸うことになるので、たばこを吸うと落ちつく=リラックスできると誤解するわけです。実際にはニコチン離脱症状をたばこを吸うことで一時的に緩和しているだけにすぎません。 ニコチンにはその他に様々な症状を引き起こします。がん、呼吸器疾患はもちろんのこと、狭心症、動脈硬化などの循環器系疾患、免疫低下、感染症、そして歯が黄ばんでしまい歯周病を引き起こします。